鳶職人の一月:極寒の空に架ける「新年の志」と安全の誓い

2026年、新しい年が幕を開けました。私たち鳶職人の仕事始めは、まだ街が正月の浮かれた空気から完全に抜けきっていない時期から始まります。

1月の工事現場。朝一番の空気は、肺の奥まで凍りつかせるような鋭さを持っています。誰もいない現場に足を踏み入れると、霜が降りた鉄骨が白く輝き、独特の静寂に包まれています。この静けさの中で、「今年も怪我なく、無事に現場を納める」という決意を固めるのが、鳶職人にとっての「真の新春」です。

1月の最大の敵「寒冷」との闘い

鳶職人にとって、1月は一年で最も体力を削られる季節です。地上数十メートル、時には百メートルを超える高所での作業。そこには遮るものが何もなく、吹き抜ける「寒風」は凶器にすら感じられます。

  • 鉄の冷たさは想像を絶する 私たちが日々扱う足場材や鉄骨は、1月の外気にさらされると、もはや「冷たい」を通り越して「痛い」レベルに達します。革手袋越しでも伝わってくるその冷気は、指先の感覚を容赦なく奪っていきます。
  • 足元のリスク:凍結と霜 1月の朝、一番に警戒すべきは「凍結」です。足場板の上に薄く張った氷や、鉄骨に付着した霜。これらは一歩間違えれば重大な転落事故に直結します。作業開始前、まずは自分たちの足場を点検し、バーナーで霜を飛ばしたり、滑り止めを確認したりする「朝のルーチン」が、夏場以上に重要になります。

職人の知恵:極寒を生き抜く装備術

最近はワークマンなどの進歩により、防寒着の性能は劇的に向上しました。しかし、鳶職人には「動きやすさ」と「安全性」の両立が求められます。

  1. レイヤリング(重ね着)の極意 ただ厚着をすればいいわけではありません。汗をかくとその後の休憩中に一気に体温が奪われる(汗冷え)ため、吸汗速乾性に優れたベースレイヤーが必須です。
  2. 指先の感覚を保つ 極薄の防寒手袋をインナーにし、その上にグリップ力の高い革手袋を重ねる。細かなボルト締めや番線の結束を行う鳶にとって、指先の感覚を殺さないことは、仕事の質に直結します。
  3. 首と足元をガード 「三つの首(首、手首、足首)」を温めるのが基本。特にネックウォーマーは、顔に当たる冷風を和らげる命綱のような存在です。

「出初式」と伝統の継承

1月といえば、私たち鳶職人にとって欠かせないのが「出初式(でぞめしき)」です。 江戸時代、火消しとして街を守ってきた鳶の伝統は、今も大切に受け継がれています。木遣り(きやり)の歌声が響き、纏(まとい)が舞い、梯子乗りが披露される。

この行事は単なるパフォーマンスではありません。「高い場所で働くことへの畏怖」を忘れず、先人たちの技術と心意気を継承する儀式です。現代の建設現場でフルハーネスを装着して働く私たちも、その根底にある「町や建物を支える」というプライドは、江戸の職人たちと何ら変わりません。

1月の体調管理:プロとしての自己責任

1月はインフルエンザや乾燥による風邪が流行する時期でもあります。 「一人欠ければ、現場の工程が止まる」 それが建設業界の厳しさです。特に鳶はチームプレー。誰か一人が体調を崩せば、重量物の運搬や高所での連携に支障が出ます。

  • 十分な睡眠と栄養 冬場は体温を維持するだけでエネルギーを消費します。夜は早めに布団に入り、体を芯から温める。
  • 水分補給の罠 夏場ほど喉が渇かない1月ですが、空気が乾燥しているため、実は隠れ脱水になりやすい。こまめな水分補給が、集中力を維持する秘訣です。

現場で感じる「春の兆し」

1月の下旬にもなると、ほんの少しずつですが、日が長くなってくるのを感じます。 午後5時、つい数週間前までは真っ暗だった時間が、わずかに明るい。「ああ、今年も一歩ずつ季節が進んでいるな」と鉄骨の上で感じる瞬間、私たちは厳しい冬の終わりが必ず来ることを確信します。

この厳しい冬を乗り越えた先には、年度末の繁忙期、そして暖かい春の現場が待っています。だからこそ、今この瞬間の「足元の一歩」を疎かにしない。それがプロの鳶職人の姿勢です。

結びに:2026年、安全第一で駆け抜ける

1月の寒さは確かに厳しいですが、空気が澄んでいる分、高所から眺める景色は一年で最も美しいものです。遠くに見える富士山や、朝日に照らされる都市のシルエット。この景色を見られるのは、私たち鳶職人の特権かもしれません。

今年も全国の現場で、多くの仲間たちが鉄骨を組み、足場を固めています。 「今日も一日、ご安全に!」 この言葉を胸に、私たちは2026年も空へ向かって挑み続けます。

皆様にとっても、この一年が怪我なく、実り多きものになることを心より願っております。

目次

【求人情報】一緒に働く仲間を募集しています!

当社では現在、鳶職および土工の職人を募集しています!
経験者はもちろん、未経験者も大歓迎です。
建設現場でのスキルを身につけたい方、チームの一員としてやりがいを感じながら働きたい方をお待ちしています。

鳶職募集要項

仕事内容:

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応募条件:

  • 未経験者大歓迎!
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  • 高所作業に自信がある方、チャレンジ精神が旺盛な方をお待ちしています。

求める人物像:

  • 高所での作業に抵抗がない方
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土工募集要項

仕事内容:

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    未経験者には重機の操作方法も丁寧に指導しますので、安心してスタートできます!

応募条件:

  • 未経験者OK(研修制度あり)
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求める人物像:

  • チームでの作業が得意な方
  • 建設業界に興味がある方
  • 長期的に安定した仕事を希望する方

当社で働くメリット

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勤務条件

  • 勤務地:大阪府一円 近畿
  • 勤務時間:8:00~17:00(休憩あり)
  • 給与:鳶職 日給 14,000円~(経験・能力に応じて決定)
       土工 日給 11,000円~(経験・能力に応じて決定)
  • 休日:週休2日制、GW、夏季休暇、年末年始休暇
  • 詳しくは採用情報ページをご覧ください。

応募方法

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